INTERVIEW インタビュー

街の復興を土台から支える
生コンクリート事業の魅力

東北レミコン株式会社

相馬工場 品質管理課係長

荒川 陽平

  • Q.1
    簡単な自己紹介からお願いします。

    2013年に入社しまして、現在は品質管理課という部門の係長を務めています。
    出身も福島県 相馬市なので、生まれ育った地元でそのまま就職した形ですね。
    前の職場で一緒だった先輩が先に東北レミコンに入社していまして、その人が私を紹介してくださって、今に至ります。
    私が入社したのは東日本大震災の後になりますが、当時、相馬市が壊滅的な状態に追いやられまして。生コンクリートは街の復興の基盤となる材料ですので、そういう部分を勉強して地元を支えたいと思い、入社を決めました。
    前職は物流関係でトラックの運転手をやっていたので、最初は製造輸送課という部門のドライバーとして働いて、それから2年で現在の品質管理課に異動しました。
    本日はどうぞよろしくお願いします。

  • Q.2
    全く未経験の部門に異動したきっかけは何だったのですか。

    上司が「ちょっと品質管理のほうもやってみないか」と声をかけてくださったんです。
    生コンクリートの品質管理ってなかなか特殊な仕事ですし、毎日覚えることが本当にたくさんあって。正直、最初はドライバーに戻りたいと思うこともありました。 でも、いろいろ勉強していくうちに、1つわかるとまた別のこともわかるようになって、というのが楽しくなって、どんどん生コンクリートの魅力に取り憑かれてしまったと言いますか(笑)

  • Q.3
    荒川さんにとって「コンクリートの魅力」とは、どんなところですか。

    生コンクリートって、種類や配合がたくさんあって、顧客の使う用途によって使い分けるんです。
    例えば、コンクリートって粗骨材(≒石)と細骨材(≒砂)とセメントと水を混ぜ合わせて造るんですが、その材料の混合比率によって耐久性や質の良し悪しが大きく変わってくるんです。そこで私たちが毎日いろんな検査をして、その品質管理に携わっています。やっぱりコンクリートって、道路だったり建物だったり様々なところで生活を支えるものなので、品質は非常に重要なんですよね。
    そうしてお客様が喜んでくれるコンクリートができたときは、本当にやりがいを感じます。

  • Q.4
    東北商事、東北レミコンならではの魅力、やりがいを教えてください。

    まず、会社の雰囲気が本当にアットホームであたたかいです。働いている方の年齢層もかなり広くて、下は20代前半から上は70過ぎまでって感じなんですが、本当に上司も同僚もみんな親身になって相談に乗ってくれますし、適切なアドバイスもくれて、逆に自分の意見もどんどん取り入れてくれて。働く人の声をしっかりと反映させてくれる、働きやすい職場ですね。

    やりがいに関してはやっぱり「地域貢献に携わることができる」というのが大きいです。
    いちばんそれを感じるのは、インフラ整備に携われたときですね。最近、毎年のように豪雨が発生してますが、それによって今まで使っていた橋が流されたりして。その修復に携わるときとか。あとはトンネル覆工とかもそうですね。
    初めて入ったトンネル工事の現場で、私はコンクリートの試験を担当させてもらいまして。試験っていうのは、生コンクリートをアジテータ車(通称:ミキサー車)に積んで現場まで運んで品質や状態などを確認する作業です。
    その初めての現場で、いろんな監督に時には怒られながらも、本当にいろいろ勉強させていただきました。そうしてトンネルが完成したときには、本当に感動しましたね。すごい達成感でした。
    自分がやったのは生コンクリートっていう基礎の部分だけかもしれないですけど、やっぱり基礎っていちばん大事な土台ですから。

  • Q.5
    今後の目標を教えてください。

    現在、「コンクリート主任技士」という資格を持っているのですが、もっと勉強して様々な資格取得に挑戦したいです。
    例えば、危険物取扱いの資格や重機の免許をとるとか、そういった部分でもどんどん会社に貢献できる幅を広げたいと思っています。
    そうしてこれからどんどん若い人材が入ってきたときに、自分が先頭に立って引っ張っていける存在になりたいです。

    やっぱり人生、何事も日々の勉強が大事だと思ってまして。勉強をやめてしまうと何事も「やめ癖」がついてしまうので、常に何かに挑戦していきたいですね。

  • Q.6
    東北商事、東北レミコンに向いている人はどんな人でしょうか。

    責任感が強い人ですね。これはどんな会社、どんな仕事に対しても言えることだと思いますが、やっぱり途中で投げ出さず最後までやり通す力は必要になってくると思います。
    生コンクリートの品質管理って本当に特殊な仕事なので、なかなか独特の難しさがあると思います。でも、覚えれば本当に楽しい職業ですし、知識が増えれば増えるほど現場監督にも頼ってもらえるようになるのでやりがいも大きいです。
    是非、チャレンジしてみてほしいですね。